VBA講座の目的
□VBAで何ができる?
次にVBAを使うとどのようなことができるのかということをお話しさせていただきます。
具体的に私が昔作ったものについてお話ししますと、例えば100人の人に対してメール送りたい、
ただし本文中の名前の部分(〇○様、〇○御中)だけを変えて、本文のそれ以外の部分は同じにして、送信したい。
そのようなツールはVBAを使えば簡単に作ることができます。さらに発展性があること言えば、
Office製品に含まれているMSACCESSなどのデータベースにお客様の情報を管理しておいて、その中からある条件の顧客の情報絞ってきて、
その人たちに対して一斉にメールを送るということも簡単にできます。
その他では、弊社ではWEBの仕事もやっているのですかWEBサイト更新の仕事ではスピードが重要となります。
できるだけスピーディーに作業を進めるために、時間がかかる部分はVBAを使って、コードを自動的にテキストファイルに吐き出し、
それをhtmlファイルへコピー、貼り付けして完成、具体的には、htmlの表を書く部分は線を引いたり色をつけたり時間がかかる部分です。
そのような時間がかかる部分をVBAで自動化して、業務効率化を図っています。
このように、業務を効率化するためのツール系のアプリケーションを作るのにはVBAは非常に適したものです。
しかし、それだけではなくOffice製品にはデータベースのAccessやWordなど様々なアプリケーションが揃っており、
これらをVBAで組み合わせることによって1つのきちんとしたシステムを作ることができます。
100人や200人のようなたくさんの人が1度にアクセスするようなシステムをOfficeの製品で作る事は間違いですが、
例えば皆様のお仕事の部署内の10人や20人の方が使うシステムをOffice製品とVBAを組み合わせて作ると言うのは非常に効率的であり、
よくとられる手法でしょう。
また、大規模なシステムであっても数人の管理者しか使わないようなページもあります。
そのような部分だけは開発工数を下げるためにOffice製品を使って作るということもよくやります。
このように、小規模なシステムをOffice製品やVBAを組み合わせて作るということは開発工数の面から考えても非常に有用であり、
実際にソフトウェア会社に依頼してもVBAで作ってくることはあります。たかがOffice、VBAではなくて使用用途によっては他のものよりも優れています。
本講座では皆様がこのようなものを自分で作れるようになるよう手助けしていきたいと思っております。